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一人親方の請求書の書き方|常用と請負の例と元請けに出すときの注意点

請求・入金 2026年10月27日 Genbaly編集部

一人親方になって最初にとまどうのが 請求書です。会社にいたころは事務の人がやってくれていたことを 現場が終わってから自分でやらなければいけません。

この記事では 一人親方が元請けに出す請求書の書き方を 常用と請負の2つのパターンに分けて説明します。

請求書に書く項目

一人親方の請求書でも 書く項目は会社の請求書と同じです。

項目ポイント
請求先元請けの会社名+「御中」。担当者名もあると届きやすい
請求日と請求番号締め日の日付で出すのが一般的
自分の名前 住所 連絡先屋号があれば屋号と名前を両方
登録番号インボイスの登録をしている場合はT+13桁
現場名と作業の内容どの現場の何の仕事かが分かるように
金額の内訳常用なら日数と単価 請負なら工事の内容
消費税と合計税率と消費税額を書く
支払期限と振込先口座名義はカタカナまで正確に

常用で働いたときの書き方

常用(じょうよう)は 1日いくらで働く形です。請求書には 現場ごと 日ごとに何人工働いたかを書き 単価をかけます。

品名数量単位単価金額
〇〇ビル新築工事 内装(10/1〜10/15)11人工22,000242,000
〇〇ビル新築工事 内装 半日(10/16)0.5人工22,00011,000
△△邸 改修工事 応援(10/20〜10/24)5人工22,000110,000
小計363,000

元請けは 自分のところの出面と照らし合わせて確認します。日付の範囲と人工を正確に書いておくと 確認が早く終わり 入金も遅れにくくなります。日ごとの出面表を別紙でつけるのも喜ばれます。

請負で受けたときの書き方

請負は「この工事を いくらで」と受ける形です。見積書と同じ内訳で書くのが基本です。

  • 見積書の番号や日付を書いておくと 元請けが見比べやすい
  • 途中で追加の工事があったら 別の行で「追加工事」と書く
  • 工事が長いときは 出来高で分けて請求することもある
  • 値引きは 単価を下げずに「値引き」の行で書く

見積書から請求書を作れば 内訳を打ち直す手間も 写しまちがいもなくなります。

交通費や駐車場代の書き方

単価に含まれていない費用を請求するときは 工事の金額とは別の行にします。

費用書き方の例
駐車場代駐車場代(10/1〜10/15) 立替分 として実費で
高速代高速道路代 立替分 として実費で
材料の立て替え材料の名前と数量を書き 実費で

立て替えた費用は 領収書のコピーをつけると確認が早くなります。そもそも請求していいかどうかは 元請けとの約束しだいなので 仕事を受けるときに確かめておきましょう。

元請けごとのルールを確かめる

元請けによって 請求書の決まりはさまざまです。最初の仕事のときに 次のことを聞いておくと あとで困りません。

  • 締め日と支払日(例:月末締め 翌月末払い)
  • 請求書の届け先と 届ける期限(郵送かメールか)
  • 決まった書式があるか(元請け指定の請求書がある会社も多い)
  • 現場ごとに分けるか まとめて1枚か
  • 振込手数料はどちらが負担するか
  • インボイスの登録番号が必要か

月末の段取り

請求書づくりを月末にまとめてやろうとすると 時間もかかり まちがいも増えます。次の流れを決めておくと 月末は30分ほどで終わります。

01

毎日 現場と人工を記録する

その日のうちに 現場名と何人工働いたかを残します。スマホのメモでもかまいません。

02

締め日に 元請けごとにまとめる

記録を元請けごとに集め 現場ごとの日数と金額を出します。

03

立て替えた費用を足す

駐車場代などの領収書をそろえて 別の行に書きます。

04

出して 控えを残す

決められた方法で送り 控えを保存します。入金予定日もメモしておきます。

05

入金を確かめる

支払日に入金を確かめます。金額が違えば すぐに元請けに問い合わせます。

請求書の控えと確定申告

出した請求書の控えは 確定申告の売上の根拠になる大事な書類です。税金の決まりで 一定の期間は保存しておく必要があります。期間は帳簿や書類の種類によって5年や7年とされているので 税理士さんや税務署に確認しておきましょう。

紙で出した場合は 月ごとにファイルにとじておきます。パソコンやソフトで作った場合は データのまま残しておけば 検索もしやすく 売上の合計もすぐに出せます。インボイスの登録をしている人は 出した請求書の写しの保存も求められます。

よくある失敗

  • 締め日に間に合わない締め日をすぎると 支払いが1か月先になることがあります。月末は現場が終わったらすぐ出せるようにしておきましょう。
  • 人工の数が元請けと合わない自分の手帳と元請けの出面がずれていると 確認に時間がかかります。毎日その場で記録するのが一番です。
  • 請求のし忘れ応援で1日だけ入った現場などは 請求をうっかり忘れがちです。働いた日を現場ごとに残しておけば防げます。
  • 控えを残していない入金の確認や確定申告のときに困ります。出した請求書は必ず控えを残しましょう。

請求書づくりを楽にするには

一人親方の請求書は 毎月同じ元請けに 同じような内容で出すことが多いものです。ゲンバリーなら 取引先を一度登録すれば次から選ぶだけで 合計と消費税は自動で計算されます。登録番号や振込先も自動で入り 入金されたかどうかも同じ画面で確認できます。

よくある質問

かまいません。ただ毎月出すものなので パソコンやスマホで作るほうが計算まちがいも減り 控えも残しやすくなります。

指定の書式がある場合はそちらに合わせます。最初の仕事のときに確認しておきましょう。

出せます。ただし元請けはその分の消費税を原則どおりには差し引けないので 取引の条件について事前に話し合っておくと安心です。
請求書と入金管理

請求書づくりと入金の確認をひとつに

見積書から請求書へは ボタン1つ。入金があったら金額を入れるだけで まだ払われていない請求がひと目で分かります。

入金管理の画面

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